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かっぱナイト



オアシスのライブが終わった。僕らはあらかじめ集まる場所を決めていた。

リストバンド交換所近くの飲食屋台だ。雨は鋭く降り注ぎ、時間は深夜の十二時を回ったところだった。

苗場の夜は、冷たい空気を僕らの周りに流していた。


雨の中やがて集まってくるオウェイシスファンたちは、



興奮渦まくオアシスのライブのあと
















カレー屋に並びカレーを食べ、
もち豚屋に並び、もち豚を食べていた。







腹が減ったのである。




くわ!! とディグアウトマン1号機をハケーン!!!



おう、オウェイシスはどうやった? と質問すると










神やな。とフランクフルトを喰いながら、
平然と答える彼は
目が虚ろ。




でもな、村さん。と言葉が続く。









体調悪過ぎたわ、だって寝てへんもん……。







と、前の日に修行し過ぎたらしい。






明け方近くまで設置中のテントが
ひたすら強風で飛んでいく

高僧向けの修行だったから。



今日は何だか精彩に欠けます。でも、高僧になったけど。




今宵はオールナイトフジも中止になり、どこにも行く場所がない1日参加の修行僧が数名。





雨は降りしきり、肌寒くなってきた。テント村の人々は、故郷(テント)に帰ると言う。

が、村上。ここで、動く。降り注ぐ雨、鈍い雲。冷たくなっていく身体、このままでは震えてしまう。


おーし、みんな集まれ。





















今から飲みに行こうと思うんやけど。。










え? と一同、マジっすかみたいな顔してました。




どこで飲むん?












え? 知らんけど外で……。















かっぱナイト 



■概要■


みな、思い思いのカッパを着て、どっかその辺のテーブルに座って


寒空の下で、雨交じりのビールやお酒を飲み、身体を冷やして、
精神をキンニク超人の域にまで高める
という幻想的なイベントです。





で、この記念すべき第一回かっぱナイト。修行僧は下記の通り。


1号 ひだっち(北海道 男子 20歳)
2号 めろんちゃん(千葉 18歳 女子)
3号 くらくん(社会人1年目 おうぇいしすナイトのVJ ウイスキーが好き)
4号 Chaka(学生、背が高い。おうぇいしすナイトで知り合った人々とフジを攻めた)
5号 みつば(ザ・マンチェ☆)
6号 YGとその彼女(遅れてきたのですが。KARAMAWARI王)

だっけ。



そして、OASISエリアへ。




とにかくあいさつ代わりに、人がいっぱいで座るとこなどありません。



うぬぬ。修行の予感が。



しかし、苗場プリンスホテルの屋台が出しているテーブルを何とかゲット。




滝のように雨が降りしきるなかで、円卓を囲みながら



倒れこむようにして椅子に座る真夜中の1時過ぎ。







気温がとりあえず低い……。





激しく濡れたプラスティックの椅子が、これまた体温を奪っていきます。



ビールを持ち、椅子に着く村上。、くらくん。未成年はジュース。


他のお店に行って、食べモノを揃えてくる。




水浸しの机の上に次々と並べます。雨が食べ物に浸水していき、ビールも雨まじり。





モッシュピットあがりの修行僧共は、既に食欲不振のようで、ぶるぶると身体を震わしていました。





が、今宵はかっぱナイト。いわゆる祝祭です。



ほら見てごらん、夜空には溢れるばかりの分厚い雨雲。




そして、テーブルを囲む人々の顔には
















したたり落ちる負のオーラ。














「さて、皆さん。ここら辺りでジコショウカイとやらをやってみませんか?」と、村上。



結局、僕が声をかけたりかけられたりで集まった人々なので、誰が誰だか分らない。



で、ジコショウカイを始めてみるが、回していくうちに何だか勝手に停止します。





良く見ると、1号ひだっち、2号めろんちゃんが、言葉少なです。というか、絶句しています。






え? 大丈夫なん。唇とか紫っぽいけど・・・・・・。







大丈夫です、と答えるひだっちは、顔色が土色っぽい。


明らかにヒットポイントが
ドラクエで言う緑色状態っす。






酒に強いくらくん、村上。あたりがビールを飲み、飲み、飲み、ひとこと。











プファ。寒いわ・・・・・・。


とつぶやく、山の夜は気温が更にぐっと下がります。
そうこうしているうちに、よしだとその彼女がかっぱナイトに合流。





「村さん、酒持って来たよ!!」と鞄から、瓶を2本取り出し、テーブルに置く。





栓抜きは? と質問すると、

「無いっす」とさらりと答えられ、


村上はおもむろに首をかしげる。ふぬー、困ったものです。




ま、その辺に適当に瓶をぶつけて
何とか栓も空いて(泡しか出ませんが)、

酔っぱらっていくうちに、「THE マンチェスター」ことみつばさん。

相当具合が悪いのか、「そろそろ宿に帰ります」と撤退。










巨星落つ。









そして、帰るところのない修行僧どもと酒盛り続行。







しかし、夜中の2時を過ぎた辺りで、更に気温が下がり、
雨に打たれ続けた僕らは







気がつけば、誰も喋らなくなって、うつむいていました。







みんな、下向いてるからそろそろ
お開きにしますか。。。






それでは、解散!!!









しても、行く場所が無いっすカッパ軍団。






とりあえず、シャトルバスが5時から運行するので、
3時半には並びに行きたい等と
若い修行僧が
感涙モノの新たな守備位置
を切り開きました!!






ほんじゃ、ひだっちとめろんちゃんから預かってた荷物を
テントまで取りに行くわ。




行くぞ、くらくん。 我々は夜中の3時、時のテント王げむやぎ・アーチャー
の根城、傾斜角がやたら鋭いテントへ一路向かった。


キャンプサイトへの道は暗く湿っていた。人はまばらだった。
レッドマーキーの方向から聴こえてくる音は空の高い場所へ抜けていった。
カラフルな色が濃密な暗がりの中に沈んだテント。
人々は寝静まっていた。ひどい天気で皆疲れたのだろう。


僕たちはやがて自分たちのテントに辿り着く。
雨具に水滴をしたたらせながら、急傾斜の足元から身を躍らせて
中に入り、荷物を取ろうとする。


僕は深く息を整えて、目を凝らし、目を凝らし、目を凝らし、目を凝らし。



















鍵閉まってるやんけ……。










やぎテントは信じられないことに、固くその入口を閉ざしていた。










え? しばし立ち尽くす。












げむやぎ村長にすぐさま電話。














出ません……。












ほんで、どうする? 待つ? と、村上。





どうします? くらくん。
















やること無いから酒でも飲みますか。