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「1973年のピンボール」

講談社













<DATA

1980年刊行、雑誌群像に掲載。芥川賞ノミネートも受賞には至らず。


村上春樹は二度芥川賞候補になっているが、いずれも落選している。流行作家への登竜門として有名な同賞であるが、



他には「吉本ばなな」も受賞していない。



あまりにも新しい、これまでの日本文学には存在しなかった種類の小説なので、受賞できなかったのかもしれない。



この作品も喫茶店のマスターを勤めながら、夜中にかりかりと書いた作品である。





<感想


独特の小説。力強いラインのストーリーではなく、前作の流れを組んだ古い都会の香りがする。


ジェイズ・バーのマスター、ジェイと鼠(ねずみ)という男が良い味を出している。


3フリッパーのスペースモデルというピンボールマシーンが失われていく時間の象徴のように優しく描き出されている。



やがて消え行くものに対する、ほろ苦さが何とも言えない。











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