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「スプートニクの恋人」




講談社










<DATA


1999年刊行の作品で、長編小説というよりは中編小説的な位置にある。
スプートニク
とは、旧ソ連でアメリカより早く打ち上げられた人工衛星のこと。


この作品は再び恋愛小説であるが、どちらかというとストーリーを追求するというよりは、文体の確認のために書いたと言っている。


村上春樹は文体というものに強い信念があり、文体とストーリーは等価であるという考え方で小説を書いている。


大抵は短編で文体を探り当て、長編で本格的に使用するという方法をとっている。






<感想



村上得意の恋愛小説だが、味わい的には淡いものとなっている。
文体の追求というコンセプトで書かれたものだが、あまり如実には変化してはいない。


中程度の分量の小説なので、初めての方には読みやすいかと思う。


文章は相変わらず美しく、ギリシャの海の光景からヨーロッパに至るまでありありと情景が書き出されている。









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