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サービスエリア・ユニオンジャック・ワンダーウォール






さて、オアシス当日である。
僕は、朝の九時半にバスをバス停で待っていた。
服装は、黒のチノパンツにデニムシャツ、下にはノエル会Tシャツ。しかしリアム派。



ノエル会Tシャツには、小さくノエル会という単語を四つほど書いた。

実は、最初に白地のTシャツにマジックでデカデカと
「ノエル会 のえのえ。」と書いたのだが、
冷静になれば、なるほど











ため息が止まらない。












目立つどころか、一発で気が違っていると逮捕されるんじゃないの?



というわけで、新しく書き直したさいに、
まるで靴下のワンポイントみたいに「ノエル会」と四つ書いたが、


















それでも、頭がおかしいことには変わりない。






そして僕は、満員のバスのなかで、いったいこのなかに、

オアシスライブ行くのは何人居るのだろう?


と考え、そとの景色を見つめていた。



移動中の窓には、高速道路の外壁と雨雲がいて、さえない風景だ。
眠りについた。深く、深く、泥のように。





しかし、サービスエリアで必ず起こされるのである。


アナウンスがうるさいし、周囲はざわつく。



僕は不機嫌なまぶたを開き、おもむろに外に出て、タバコを吸った。












@腕を後ろに組んで、一人でうろうろした。














A「ちゅっちゅっちゅ、ばあ」と I AM THE WALRUSを歌った。




これをサービスエリアに着くたびに繰り返した。



しかし、それでもなお、デニムシャツは脱げなかった。
やはりできない。無理だ。無理。







東京駅につくと、修行好きの羽月氏が迎えに来てくれた。
なんと、今日は土曜日なので開演時間は六時だと言う。
いまは五時を少し過ぎたところだ。やばい。





おあしすがやばい!!!




僕達は急いで、原宿駅から代々木へ。
羽月氏は落ち着いた足取りで、




僕はユニオンジャックを頭から護送犯のように被り歩いた。



申し訳ないけど、視界がゼロ。



例のオアシスファン達は、アリーナ入り口の喫煙所にて集結している模様。



みんな久しぶりなのに、そんなことはおかまいなしに、




僕のデニムシャツを脱がしにかかった。





必死に抵抗した。「ちょっと、やめてください。後生です。後生です

しかし、ノエル会シャツを見られた。







思いっきり笑われたおあ。




しかも、







「ちょっと、字が小さいわよ」




と警告されたおあ。



僕は、「無理っすよ。そもそも無理っすよ」の一点張り。




そんなこんなでオアシスライブ。席はアリーナ中央ノエル側。



前日、二日前のライブでは音響が相当悪く、割れていたそうだ。
しかしこの日はそんなことはなかった。
リアムが歌い、ノエルがギター。いつものオアシス。


僕は、興奮して「リアム〜〜!!とかノエル!!」





「のえのえ!!!」とか「のえむ!!」と叫んだ。




やや、失笑をかう。



席がちょっと遠くて、リアムもノエルも小さかった。
それにMTV、フジロックといったスタンディングの一体感がなかった。

でもやっぱり本人達がそこに居るというだけで、感動だ。






別に、ただ突っ立っているだけでも感動だ。



ちなみにサイトに掲載されていたセットリストを暗記していたのに、



かたっぱしから忘れていった。






この日のベストナンバーは、やっぱりWONDERWALLだろう。

ノエルさんは、あれだけライブではもうやらないと言っていたのに。



それまで、ノエルさんはLITTLE BY LITTLEしか歌ってなかったので、
今日はノエルさんあんまり歌わないのかなと思った矢先だった。



WONDERWALL、DON’T LOOK〜。















これを喰らって生きているやつはまずいない。





本当にいいところもっていく。リアムさん、すっかり影が薄くなった。




そして、最後にCHAMPAGNE〜がCDで流れた。



「シャンペンが、スーパーが、ノヴァが……」







となぜか、今日一番感動おあ。




まさか、シャンペンをやってくれるとはね。たとえCDとは言え。



僕は再びユニオンジャックを頭から被り、会場を出た。
途中で、ひろさんと出会う。




なにも言わず、まずがっちり握手。



彼は、兄貴!!!と言う。
僕は、
兄貴!!!と答える。



そして、あっきー氏と出会った。





なにも言わず、まずがっちり握手。






彼は、うぉぉぉ!!!と叫ぶ。
僕は、ぬぉぉぉ!!!と叫ぶ。


















会話になっていない。






しかしですね。本当に人間が感動したときは、
言葉にならないものです。
かと言って、うぉぉぉ!!!とかぬぉぉぉ!!!ってのもどうかと思うけれど。






最後に、ひろさんのある疑念をここに載せておく。
心当たりのある人は、少し手を胸に当てて考えてほしい。


「いやあ、兄貴よかったね。もう疲れて、歩けないよ

叫びすぎて喉は痛いし、飛びすぎて足がガタガタ


なのに、いったいなんなんだ?



どうして、みんなどうしてあんなに









歩けるんだ!!!?






手を抜いているに決まっているよ」







足早に去る観客達へ





本当のオアシスファンは、ライブ終了後はまともに歩けないもんですよ。








次からは、気をつけてください。








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