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サマーソニック 幕張







ここからはちょっと真面目に書かせてください。ギャグにもできるのですが。笑。





朝の新幹線のなかでぼくは「今日はラーズでも観ますわ。フェスを楽しもうかと」

と、ひろさんに言ったら、「はあ?」と何度も心の底から言われました。



なんかオアシスを観たくなかったというか。観てもたぶんそんなに感動しないんだろうなあ、と。







でも、それはどうかと思いますので、身体も異様に疲弊しているから、スタンドから観ようってことで。





もう全然体力が残っていませんでした。
虫の息でした。本当に。日はスタンドからで良いじゃないか、と。


そんなことをふたりで言っていました。


モッシュピットだけは、ありえませんでした。3日間も飛び込んだら、死んでしまいます。











東京駅から更に電車を乗り継ぎようやく幕張へ着きました。太陽が激しい熱を放っていました。

相当な暑さでした。気が滅入ってきます。ぼくはこの日、まったくやる気がなかったのです。

のんびりオアシスを眺めようと。オアシスが始まるまでは、その辺でうろうろフェスを楽しもうと・・・・・・。

その流れによってはオアシスを観なくても構わない、と考えていました。









幕張のオフではけっこう知らない人も来る予定だったので楽しみでした。


最初に駅で合流することのできたイガラシくんと彼女、ぼくとひろさんの4人でマリンに向かいました。


彼らはぼくらより若かったです。10代終わりから20歳ぐらいかな、たぶん。







それからリストバンドの交換所でけっこうな人数と待ち合わせをして話を始めました。

いろんな話です。初めて顔を合わす人ばかりでした。


みんな熱っぽかったというか、みんなオアシスが好きでした。


「オフ会ですか?」
と言って、飛び入り参加してくる人も居ました。
フレッシュな感じがすがすがしかったです。







名古屋でも大阪でも、ぼくは知らない人とはあまり話せなかったのです。
たぶん、近寄りにくかったんじゃないかな、と今では思っています。



あの時間いろんな人とオアシスを話すことができて、短い時間だったけど本当に楽しかったです。

ぼくだって、緊張していましたよ。笑。なんか、忘れていた感覚だけど。







みんなと別れてから、ぼくとひろさん、ノヴァさんはRブロックのスタンドに入ります。なかなか良い眺めです。

思ったより良い景色です。今日はここからオアシスを眺めるのかあ、としみじみしていました。



それからいったん会場を出ました。




ぼくはビーチステージを眺めに行ったり、グッズ売り場でアジカンのタオルを買いました。

メッセに行ってみようと思ったけど、面倒くさくなってやめました。足も痛かったし。

ひろさんも屋台でカレーを食べたりしていて、マリンの外でのんびりしていたのです。


後から合流した、盟友かま〜まんさんと歓談を交えて、かき氷を食べたり、ジュースを飲んだり。

屋台の近くにあった簡素なパラソルの小さな陰の下でぼくらは笑いあっていました。

スタジアムの内側からはカサビアンの歌が聞こえてきました。

音がスタジアムからずいぶんと漏れています。

凄く大きな音でした。しかし、その歌声には奇妙な距離感を抱きました。

彼らは、ぼくらが居る場所とは違うところで、非現実的に歌っているみたいでした。











やることもなかったので、とりあえずスタジアムに入って、席でもとるかって感じになりました。


ま、オアシスでも観ようかなっと。軽い気持ちで、スタジアムの階段を上ったのです。


そのスタンドから、アリーナでうごめいている人たちを視界に入れた瞬間に、ぼくの思考が消し飛びました。


本当に、何も考えることなく、無言でアリーナを目指しました・・・・・・。


連れ立っている彼らに、説明もしませんでした。すたすたとアリーナへ向かって行きました。










ぼくもびっくりしたって言うか・・・・・・。予想外でした。アリーナに降りても、ぐいぐい前に進んでいくばかりです。



自分でも止められません・・・・・・。







もう、わけが分からなかったです。途中でマンチェスターでライブを観てきた経験豊富なノヴァ氏にすら





「ちょっと、まだ早いって・・・」


と言われても、ぎろりと一瞥して、それから一呼吸を置いて、前進するのみでした。


正直に書くけど、ノヴァ氏を置いていくつもりでした。


もう、知らん。オレは行くから!! っていう言葉も浮かんでこなかったです。





ひたすら、止まることができないのです。








頭のなかは、ずっとずっと真っ白です。身体は連戦でぐったりしています。満身創痍でした。


でも、このとき、ぼくは10センチでも前へ行こうと必死でした。


どうしてだろう? すうっと、ある答えが浮かび上がってきました。












オアシスだから。 もう、その瞬間、涙が出そうになりました。





「ああ。オレは本当にオアシスが好きなんだ・・・・・・」、と。その時からずっと感動に打ち震えていました。




意識は高揚し、留まるところを知りませんでした。




実質ウィーザーから入ったので、



ぐったりとする人が多いなかで、ぼくは体力が残っていました。温存していたと言っても良いでしょう。




これがまたアジカンぐらいから突撃していたら・・・・・・、と思うと、きっと疲れていたのでしょうが。





この体力が残っている状態で、オアシスで暴れられると考えると、気分は最高でしたね。


ウィーザーの素晴らしい演奏も、微動だにせず、ひたすらオアシスだけを待っていました。






ウィーザーの時も、ひたすらひたすら、前へ進んでいきました。彼らのライブが終わってから、

結局、モッシュピットの8列目ぐらいに居たときは、もう、自分のことがおかしくて仕方がなかったのです。







オレって、本当にオアシスが好きなんだなあって。なんで、こんなことで悩んでいたんだろう? バカみたいに。




あれだけスタンドで眺めるとか言っていたのに、気がつけば、リアム前じゃん・・・・・・。




もう、面白くて、面白くて。笑。へらへら笑っていました。




開演時間、大幅に遅れました。機材のトラブルだそうです。40分くらい予定時刻より待ったと思います。



でも、全然、苦にならなかった。だって、次はオアシスだし。ま、そういうことすらも、頭に浮かんでなかったです



ずっと、ぼうっとしていました。






ファッキンが鳴ったときの、Turn Up The Sunでリアムが出てきたときの絶叫は、心の底からの叫びでした。


もう、何も混ざっていないむき出しの感情でした。怒濤の感情に振り回されながら、必死でした。


オレはオアシスが好きだぜ!!  って、やっと自分の心が開けていったのを確信して、


ちからの限りを尽くしました。






オアシスより、オアシスを取り巻くファンに会って、騒ぎ倒すことが好きなんじゃないか

って悩んだこともありました。実際、みんなと会うことはとても楽しかったですからね。



2002年、リアムの声が低くなってしまった時には

冷めていく自分がいました。オアシスのためなら、死んでもいいっていつも思っていたのに、

いつの間にか思わなくなっていて、いつの間にか熱っぽく話すこともなくなっていて。

挙げ句の果てには、サマーソニックの大阪で途中帰宅して。もう、ぼくはオアシスが好きじゃないんだ、と。






今日はスタンドでゆったり眺めよう。身体はガタガタでした。たまには違う角度で

眺めるオアシスも悪くはないだろうって。







しかし、スタンドへ入ると、そのまま無言でまっすぐアリーナへ。アリーナへ行くと、

隙間に無理矢理身体を入れては、前方へ前方へ進んで行きました。




本当に、おかしくて、おかしくて。仕方がなかった。オレってバカだなあ。


めちゃくちゃ疲れてるし、朝なんか、オアシスを観るかどうかって話をしていたのに。


身体が止まらないんですよ。頭が真っ白なんですよ。リアムが前に居たら、叫びまくりですよ。


びしょびしょの身体を引きずるようにして、大合唱ですよ。ああ・・・・・・、オアシスが一番なんだ。

何よりも、一番なんだ・・・・・・って。







ライブが終わってから、ぼくは溢れ出る感情でいっぱいでした。本当に、生きていて良かったし、

オアシスと同じ年代を過ごしていることを誇りに思いました。


ようやく自分を取り戻したというか、達成感でいっぱいでした。「完全勝利っすよ! 完全勝利!!」


って、わめき散らしていました。体力温存が偶然とは言え、嬉しかったようです。笑。






幕張では、ぼくは自分を取り戻すというか、確認できたような気がします。





終わってからは、オアシスのことしか頭にありません。最高だった、本当に最高だった、と。



混じりっけなしの言葉が突き出てくる、自分に驚くばかりでした。










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